ビットコインの取引が承認されないのはなぜ?

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ビットコインを送ったのに、中々相手に届かない(ToT)

既に4日以上、承認されないまま放置されています。

即座に承認されないのはなぜでしょうか?

 ビットコインを送付するときに必要になる取引手数料が影響しています。

 

ビットコイン取引の仕組み

①私たちが送信したビットコインは直接提供者に届くのではなく、まずその取引内容がメモリープールという場所に留まります。

②メモリープールにある情報をマイナー(採掘者)と呼ばれる承認者が承認していき、ブロックに格納されていきます。

・メモリープールにある状態=未確認(unconfirmed)

・ブロックに格納されること=確認(confirmation)

 ③確認が進んでいって、持ち主が提供者のものになります。

 

 

では、メモリープールに貯まった取引はどの様に優先順位を立ててブロックに格納されていくのでしょうか?

 

実は、この作業にはマイナーが関与致しますので、やはり取引承認の動機が必要になります。

 

それが取引手数料です。 

取引手数料を高くすれば優先的に確認が進み、低くすればプールに残ったままになります。

 

そして、問題はそのまま残った取引は今のバージョンでは、手数料の低い取引から順にメモリプールから除外されるようになりました。

除外された取引はキャンセルされてビットコインは元のアドレスに戻るので、再度使用できるようになります。(下記参考資料情報)

 

【参考資料】 

ビットコインとは何か? 第4回:ビットコインの仕組み(取引承認と採掘) - ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイト

 

取引手数料はいくらにすればいい?

 一般的取引手数料は、金額が大きければ大きいほど大きくなるイメージがありますが、ビットコインに関しては異なります。ビットコインではなく、取引データ量(byte)から決定されます。

 

私が使用しているウォレットでは、44sat/byteと言うように1byte辺り何sat取引手数料を使っているかが分かるようになっています。

(1satoshi = 0.00000001BTC)

 

この取引手数料が最近かなり上がっています。

2017年2月頃は、80sat/byte程度あれば、10〜20分で承認されていましたが、 

・3〜4月 120〜140sat/byte

 ・5月   300sat/byte以上

と、すぐに承認されるのに必要なBTCはどんどん上がっています。

 

私は、間違えて5月19日に65sat/byteで送付してしまった取引は、5月26日時点でも未承認です。

 

まとめ

元々、ビットコインは手数料が少ないことがメリットでしたが、

更に取引が活発化し、手数料が必要になった場合は、ビットコインのメリットが薄れてしまいますね。。。

 

※この記事はビットコインの素人がネット情報を元に自分の疑問を解決するため、

まとめていますので参考程度に留めて頂けると幸いです。